SONY RX10M4は万能カメラ – 動物園撮影レビュー Part 1

カメラレビュー

Part 1- カメラ探し~準備編

動物撮影のカメラ探し

昨年夏から動物園に行く回数が増えた。たまたま動物の絶滅危惧種の本を読む機会があり、
その深刻度に胸を痛め、動物に関する本を何冊か読んだり、映画「LIFE」「EARTH」といった自然保護を訴える映画を再度見直したりしていた。
実際にアフリカや世界各国で希少動物を見に行きたくなるのだが、現実的には不可能。
自分にできることは動物園のそういった活動を募金等で微力ながら支援したり、動物園にいる動物を見ながら、少しでも絶滅の可能性が減ることを祈ることだけだ。そんなことを考えながら、昨年夏にWWF Japanと横浜市動物園友の会に入会して、家から最も近い動物園、ズーラシアに足を運ぶようになった。

趣味のカメラ撮影でポートレートのように動物を作品化するような気合いを入れた撮影というのは、当初も今もそれほど考えてはいない。
とはいっても、足を運ぶにつれ、それなりに動物の姿をとどめたい、という欲求は生まれ、
ミラーレス一眼カメラに望遠ズームレンズを買い足したりした。
しかしミラーレス一眼カメラに標準望遠レンズに50mm-140mmF2.8Rを持って、コーナー毎にレンズ交換はかなり面倒だ。
ミラーレスとはいえ、ズーム2本だとカメラバックもいっぱいになり相当の重さとなり、気楽な動物園巡りではなくなってしまっていた。
しかも致命的なのは35mm判換算76-213mmと213mm程度だと、動物園でも距離が全然足りない。
さらに長い超望遠レンズ持参でレンズ交換をさらに頻繁に、というのは考えただけで億劫だ。

こでいろいろ調べているうちにSONY RX10M4というカメラを見つけた。
ズームレンズがなんと24-600mm。
これなら動物園でなくてもほとんどの望遠撮影ニーズを叶えてくれる。
AFのスピードも超高速とあり、ネットのレビューでは、動きものの合掌も驚異的スピードのようで、飛んでいる鳥を連射でとらえている例が数多く出ている。
自分はそれほど動いている動物を連射で撮影は考えていない。
AF性能は恐らく十分だ。

問題は、メモリー一体1.0型センサーの画質だ。
そして操作性等、機敏に24mm から600mmまでの撮影シチュエーションを楽しく撮影できるか?だ。
こればかりは購入して実際に試してみるしかない。

年明けにカメラを購入。
そして昨日は人物撮影、そして今日はズーラシアへ動物撮影に行ってきた。

 

ズーラシアで撮影

9:30にズーラシアに入る。
数日前から続いている寒波の影響で横浜も朝は非常に寒い。
11:00ぐらいで少し寒さが緩むまでは、寒さで指が動かない。
自宅で撮影の設定は覚え、昨日も撮影しているが、慣れない点で少しミスもする。
ただ慣れるにつれ、概ねいただいたイメージ通りのカメラだということがわかってきた。

設定編

さて、カメラ設定である。
マイメニューに使いそうな機能は設定したが、いかんせんマイメニューの呼び出し自体に手間がかかる。
素早く設定変更できるためカメラにはC1,C2ボタンというのがあり、機能をアサインできる。
C1はデフォルトのISO変更のままにした。
ISO変更は、.屋内と屋外で場面が切り替わり明るさも大きく変わるので、これは必要。
C2にはフォーカスエリアをセット。AFピント合わせのため常にフォーカスエリアをコントロールホイールで移動する状態にしたいのだが、
何か操作をすると、このカメラはフォーカスエリア移動ができなくなってしまう。
そんな時に素早くC2でフレキシブルスポットを選択してコントロールホイールでフォーカスエリア移動可能な状態にするために必要な設定だ。
私の場合、このC1,C2設定で素早い操作が必要な作業は大丈夫なようだった。

ドライブモードは連続撮影 Mid(最高10枚/秒と通常1枚撮影の切り替え。
これはFnボタンからの呼び出し変更で自分は特に問題ない。

撮影は動画は一切なしで全て静止画。
撮影時間は2時間ほどで、ドライブモードの連射中心だったので2040枚撮って電池の残量は満充電から41%残だった。
ネットでは充電器は予備に2個必要という人もいるが、動画撮影しない限り、予備機は1個あれば十分だ。

(Part 2: 撮影編 へ続く)

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