富士フィルムカメラを愛す X-T2 - Part 3


Part 3

カメラを構えて撮る喜び

(XF56mmF1.2R ISO200 SS 1/5800, F2.2 ACROS)

モノクロームでも評判の高いACROSモード。モノクロもこれからこのX-T2でたくさん撮っていきたい。

(XF56mmF1.2R ISO200 SS 1/320 F10 ACROS)

 

(XF56mmF1.2R ISO200 SS 1/750 F1.2 PROVIA)

 

さて、今回是が非でも人物も撮りたかった。予定していたモデルさんが急遽キャンセルになったので、
コスプレのレイヤーさんに撮影をお願いした。かつては数年間、コスプレ撮影をやっていたが久しぶりの撮影である。非常に絵になる二人組レイヤーさんにお願いをした。こちらの掲載許可もいただいている。
お二人とも非常に質の高いオーラを放っている素晴らしいレイヤーさんだった。
普通はコスプレ撮影は、レタッチをしまくるのであるが、今回は全てJPEG撮って出しである。
人物撮影として、雰囲気を見ていただきたい。

 

(XF56mmF1.2R ISO400 SS 1/140 F4 クラシッククローム)

 

(XF56mmF1.2R ISO400 SS 1/1800 F1.2 クラシッククローム)


今回撮影をしていて関心したのは、この画像のように背景が非常に明るく、人物は暗い所に立っており、おまけに黒い服を着ているようなシーンでの撮影だ。
通常の感覚だと明暗の落差が非常に激しいので、ストロボをたいたり、レフ版で顔に光を当てたりする必要があるのだが、X-T2は測光バランス、そしてダイナミックレンジ内にうまく収める機能が非常に優れていた。
何枚かはフォーカスを止めてから露出を調整して撮影も行ったが、若干の調整だけで済んでいるのは、驚異的だ。JPEG撮って出しで十分高いクオリティを楽しめる。

 

(XF56mmF1.2R ISO400 SS 1/750 F1.6 PROVIA)


噂のXF56mmF1.2Rの性能発揮である。人物が浮き出ているような立体感。
人物の存在感を際立たせてくれる。

 

(XF56mmF1.2R ISO400 SS 1/1000 F1.2 PRO Neg.Hi)


こちらはF1.2で撮影している。フルサイズ一眼レフのF1.4探勝レンズの感覚だと、目にフォーカスを当てても、鼻や頭の横や服もピントボケが入る印象があるが、こちらはF1.2で撮影しても、顔や頭、銅はピントがはっきりして撮れているのが秀逸だ。人物だけがはっきり浮き出て、被写体の存在感が伝わる画となってくれる。このレンズが、これからどれぐらい魅力的な絵をたたき出してくれるか?とても楽しみである。

 

(XF56mmF1.2R ISO400 SS 1/750 F1.2 PRO Neg.Hi)


私はFujifilmのフィルムシミュレーションではPRO Neg.Hiが好きだ。クラシッククロームもよい。photoshopでさらにいじってもよいが、このままでそっとしておきたくなる絵になっている。

(XF35mm F1.4R ISO400 SS 1/1600 F11 PROVIA)


単焦点レンズ2本と新しいカメラX-T2を満喫した撮影となった。
これからは、極力このカメラを持って、街に出て行こうと思う。
万年運動不足で老け込む一方の生活の刺激にもなるだろう。

さてX-E2である。
X-T2を購入した日の夜に、売却準備をしようと思い、標準ズームレンズを外してボディキャップをはめた。
そして上から眺めると、ボディ上部のシルバー部分の上品な煌きが目にとまった。

しげしげと久しぶりにみるX-E2。
味わい深い姿はどこまでも品が良い。しばし眺めてレンズをはめなおしてみた。
標準レンズ18-55mmとの収まりもとてもよい。少し暗い夜の部屋で、存在感を十分に醸し出している。

「大事にとっておこう」
思い直して、またいつもの場所にしまうことにした。

X-E2の楽しみ方も考えてみよう。


(終)


2016年9月10日

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